弦のビビリ
容易に弦高だけを下げたらほぼ間違いなく弦が隣のフレットと干渉してビビリが発生する。
僕の場合は12フレットのフレット上端から6弦の下端までを2.8mm、1弦の下端までを2mm
に調整するのが一番弾きやすい。リードはやらないので7フレットくらいまでしか使わない。
しかし、使っていて12Fの弦高が3mm以上になったとします。
ヘッドの方から見てネックの反り具合をみるとやや順反りしてたとします。
ここで一番考えるのがロッド調整です。
一般的にはロッドは閉めると(時計方向)真っ直ぐになり順反りが直ります。
逆に緩めると順反りの方向に向かいます。
ギターによってはこのロッド調整だけで12F弦高が1mm近く変わるものがあります。
しかし、ネックのどの部分が動いているかよく観察しないとバラバラの調整になります。
特にネックがねじれて反っている場合はロッドを回し過ぎると間違いなくビビリの原因になります
7フレット付近が持ち上がってしまうネックなら1~3弦を押さえるだけで4~7弦くらいが干渉
してビビリまくります。
ロッドを回して12F2mm近くなった場合は逆にサドルを上げたりフレットをすり合わせたりが
必要になります。特に一定の弦が減っていると隣のフレットとの干渉がひどくなりビビリます。
ですので弦のビビリが出ないネック調整・弦高調整は簡単なようで熟練を要すると思うのです。
ネックとフレットのバランスが崩れたら素人にもどうにもなりません。
ネックは本当に大事ですので容易な調整は最善の注意を払って行いましょう。