YAMAHA LL-55D ネック微調整

前回、ナット作製&サドル調整して弦高も12Fで2.0mmと低すぎるくらいの設定になって
いましたこのLL55Dですが、ここにきてさらにネックが逆反り方向に動きました。

逆ソリ方向に動くと弦高は低くなりますがビビリが発生します。
ヘッド方向からネックを見ると6弦側は微順ソリでOKなんですが、
1弦側はほぼストレートか逆ソリです。なるほど1、2弦の1~4フレでビビリが出るはずです。

そこでいつものロッド調整です。
a0083903_22103543.jpg


このモデルはヘッド側にレンチ口があるので(現LLシリーズはサウンドホール内)
そこからの調整になります。これくらいなら75°くらいですの緩める方向に回します。

僕の場合は3弦と4弦だけ緩めます。
と言うのは全部緩めるとどれだけ戻ったのか分からないからです。
一回一回チューニングして確かめるよりはこの方が明らかに早いからです。

今回も、12F上で6弦が2.0mmから2.3mmに1弦が1.2mmから1.6mmになりました。

チューニングしてビビリが解消ほぼされました。
うまく調整できたようです!!

このYAMAHA LL55Dは昔のフォークソングのギターの音がします。
特に松山千春、長渕剛、さだまさし、等YAMAHAのL、LL系を使っていたアーティストが
弾いていた音がそのまま出ます。このハカランダのキンキンの音、僕は大好きです。
LL55Dのローズウッドのものも持っていましたが、全くの別物です。
そして現LL86も全くの別物です。音の傾向が全く違います。

YAMAHA L31の系統を組むL53,後で出来たL55、LL53,LL55
当然全て最初は全部3Pのハカランダ単板でした。
これらの音はまさに70年代後半から80年代前半のLPから聞こえてくるあのキンキンの
音です。

1990年代になってLL55DもLL55D-RとLL55D-BRに分かれました。
ローズがバックのものは音がやや柔らかいです。キンキンではないです。
今のLL66,LL86も同じ系統で柔らかいマーチン系の音と思っています。

おそらくは旧L,LLハカものはテリー中本さんの代名詞でそれからの脱却を図ったと思うのです。
それほどに音の質が変わってしまいました。
これは僕がYAMAHA40周年の展示場に行ってたくさん弾かせてもらった僕の感想です。
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by koyo1378 | 2008-02-19 22:24 | ギターメンテナンス | Comments(12)
Commented by woodyblues at 2008-02-20 15:10 x
どうもはじめまして ! 検索でたどり着きました !
ヤマハもかなりの変遷があったんですね。
勉強になります。
ロッド調整は僅かずつ回すのが鉄則と聞きました。
回しすぎてうまくいかないケースもあるらしい…。
Commented by ゼク at 2008-02-20 16:10 x
woodybluesさんはじめまして!リンク見ましたがショップの方でしょうか?
ロッドは少しずつ回すんですがあまりちょっと過ぎてもほとんど分からないので、僕は45度は回します。グルグルに回しては絶対にいけません。
Commented by woodyblues at 2008-02-20 17:46 x
はい、アコギパーツのショップもやってます。ギター好きが高じて脱サラしてネットショップとギター製作を中心にやってます !
ロッド調整って、回す程度を知らない人、結構いるようで・・・。
Commented by ゼク at 2008-02-20 19:03 x
ギターによって効き方が違いますが45度でも効いてるものもありますよ
何回転も回すものではありません。それと前にも書きましたがギターによって曲がるポイントが違うよな気がします。それも注意しなければなりません!
Commented by ぴーくん at 2008-02-21 00:02 x
 LJ-36セミカスタムを持ってますが、確かにテリーさんのYAMAHAとは音の方向性が違いますね。落ち着いた音作りで、仰るようにMartin的な感じを受けます。

 でも、弾いていくとやっぱりYAMAHAなんですよ。昔のそれとは違うけど、「あ、YAMAHAのギターだ」と思うんですよね。ネックの強さは抜群です。
Commented by ゼク at 2008-02-21 09:02 x
僕はYAMAHAのカスタムは非常に出来がいいと思います。
細部に亘ってしっかりと作られています。その辺が日本製のいいところかもしれません。
逆にMARTINはやや仕上がりが粗いところがみえます。
この辺はお国の違いが関係してくるのかもしれませんね。
Commented by ぴーくん at 2008-02-26 20:58 x
 YAMAHAでもフルオーダーなら3Pバックとか対応できるんでしょうけど、かなり高く付くことは間違いないでしょうね。ハカランダを使うと確実に100万円越えしますし、トップのエゾ松も少ない量ですがYAMAHA自体は持っているようです。(多分リペア時に必要なことがあるんでしょう。)
Commented by ゼク at 2008-02-26 21:22 x
最新のオーダーメイドカタログにはTOPにえぞ松も選べるようになっていますね。ハカランダを使うと最低120万円にはなるようです。
LL86ベースでオーダーすると最初から2PハカランダでLL66ベースだと2Pローズですがハカランダを+300000円くらいで選べて3Pになるようです。
Commented by バンゲリングベイ at 2009-06-28 00:03 x
はじめまして、ネット検索でこのサイトに辿り着きました。LL-55Dとても良さそうなので気になっています。もしL-53かLL-51Aを弾かれた事がありましたら音の違いを主観で構いませんので教えていただきたく存じます。
Commented by ゼク at 2009-06-28 09:16 x
バンゲリングベイは僕も持っていましたよ!!20年以上前の話ですが!

ご質問ですが、僕は53系も51系も弾いたことがありません。
しかし予想するにLL-55Dは53系に比べると繊細だと思います。
53系は一生懸命弾かないと鳴らないとよく聞きますので・・・・!
Commented by バンゲリングベイ at 2009-07-10 17:32 x
なるほど。ところでゼクさんがお持ちのLL-55DはL-55と音は同じ感じなのでしょうか?両機種共スキャロップでしょうか?カタログ上はスペック的には全く同じですがL-55の方が中古価格が安く販売しているものがあり気になっています。ルックスも同じに見えますし何が違うのでしょうか?
Commented by ゼク at 2009-07-10 18:17 x
やっぱり55Dの系統は一緒ではないかと思います。
これはTOPがエゾ松単板でサイドバックが3Pハカランダ単板なので
良く似ていると思います。2007.6.24の僕のBLOGにあるように
LL55Dは完全にノンスキャロップです。おそらくL-55Dもノンスキャ
だと思います。
その他の違いはバインディングがLはセルでLLはメイプルです。
あとペグの形状も違うはずです。しかしほとんど同じに見えると思いますよ!

でも最新の記事にあるようにLL-55DとLL-86は全く違うものです。
2Pバックと3Pバックでは音が違うんですね!
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