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MARTIN

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この3本のMARTINを購入して約3年が経ちました。
それぞれの音の成長の感想を書きます!

写真:左
MARTIN D45(1996)
昨年の後半ちょっとの間、弦を緩めてネック管理しました。TOPも計測すると1mmほど
膨らんでいたのでちょっと休ませました。
そして弦を張って最近はよく弾いていますが、低音に続き高音も伸びてきました。
それと、休ませたことで弦高もやや落ち着いた感じがします。
WEBで中古ギターをいつも見ていますが、D45のブラジリアンモデルは最近出物が
少なく大事にしていきたいと思いました。

写真:中
MARTIN D28(1967)
このギターも1967年のブラジリアンで今では考えられないような柾目を使っていますが
D45と比べれば比べるほど全く違う音色である。それは年月が経つほどに感じられる。
D45は意外に大きな音が出るので爆音系かと思われるかもしれませんが、実は
繊細な音も得意であります。それに対してD28は実に「大雑把」な音が出ます。
ようするに本当のスタンダードと言うか着色していない生の音と言った感じがします。

1967年と言うことで42年を経過しネックは全く動きません。それとコイツほど季節感が
ないギターもないと言うくらい年間通じて安定しているギターであります。

写真:右
MARTIN o-18(1949)
このギターは僕が一昨年の夏に買っていろいろ触りました。
まずネックリセットに伴いサドル高を大きく上げました。それとフレット交換もしました。
サドルを上げると弦の振れ幅が大きくなりよりしっかりした音が出る印象があります。
ただ、まだネックが安定してないのか夏と冬で多少動きます。
夏は気温湿度とも高いので気は膨張しやや逆反りに!
しかもTOP板も柔らかみを増して音はシフトになります。
逆に今は乾燥期間なのでネックのちょうどいい状態の順反りになります。
しかもギター全体が乾燥して固い音に!
僕はマホガニーのこのギターは冬に弾くのが好きです!



と言う風に季節を通じていろいろ変化のなるアコースティックギターですが、実におもしろい
ですね!まるで生きているようです!これは機械では味わえないアコギのいいところです!