カテゴリ:ギターについて( 88 )

c0145198_15493570.jpg


(右)
今日は数年ぶりに寝かしておいたMARTIN '96 D45 DX CFMの弦を張ろうと思いつきました。
このギターはスノフレイクインレイのいわゆるオリジナルプリウォーD45のコピーで
1996年にMartin社が出した記念モデルであります。
TOPはシトカスプルース、サイドバックはハカランダのメキシコアワビ貝の装飾が
ボディーだけでなくネックやヘッドまで回っていて豪華なモデルです。
新品では300万円だったそうですが、僕は2006年に中古で買いました。

(左)
一昨年購入した私のバースデーイヤー1971年式のD45です。
なんと長渕剛氏がナイティナインのごちですで弾いた本物です!!
TOPはドイツ松でサイドバックは東インド産のローズウッドになっております。
1970にMartin社はそれまで使っていたブラジル産のローズウッドの枯渇から
東インド産のローズウッドに使用材料を変えました。1971年はそんなMartin社の
初期のローズD45でございます。最近では1974年までのドイツ松のTOP板を持つ
D45の高騰は目を見張るばかりでございます。

c0145198_15582379.jpg


(右)
2000年前後のMartin社のハカランダは写真のような少し赤い板目のものが多いです。
柾目のものもありますが、当然同じ確率で入っているので柾目が好きな人はそっちを
選び板目が残る形になっていると思います。この後に出されたD45GEのハカランダは
おそらく別に保管してあったハカでちょっと材料が違うように思います。

(左)
1971年頃のローズは本当にきれいなこれ以上にない柾目でございます。
当時Martin社はブラジルローズの代替えとしてこんなキレイなローズを使っていたんですね。

c0145198_1623415.jpg
c0145198_1624490.jpg


使われているアヴァロン(メイキシコアワビ貝)も少々違います。
1971年の方が白っぽい貝で施工方法も手作り感が多いです。
最近のアヴァロンは青っぽいですね。このどちらのアヴァロンもソリッドと思います。

糸巻きはMARTIN '96 D45 DX CFMはオープン型です。一方1971はグローバーの
オーソドックスな人気のオイルが入っているものです。


この2本のギターですが、全く違います。
MARTIN '96 D45 DX CFMは低音がとても出るギターです。
まるでグランドピアノのような重厚な音です。ネック幅も昔の広い方なので大きな手の
私には弾きやすいです。
MARTIN '71 D45のほうは軽い音です。もちろん46年経ち、材が枯れてるのかもしれません。
ドイツ松(ジャーマンスプルース)の奏でる煌びやかさがあります。


この2本を持つことはきっとアコースティックギターファンにとっては有意義なものであると思います。
私も出来る限り大事に所有し弾いていきたいと思っています。
[PR]
ギターの弾きやすさは何も12フレットの弦高だけで決まるわけではない。
ネックの順反りでも5フレット前後が弾き難くなるし、ナットの溝の切り込みや
ナット自体の高さにも弾きやすさは大きく左右される。

私の持っているギターでも、ナットの高さで1フレットの弾きやすさが全然違う。
差し金を当てて図ってみると、僅かな違いであるが見て取れる。

c0145198_1963793.jpg
c0145198_1965096.jpg


この写真はそれぞれ6弦のの1フレットと5フレットの弦高である。
Martin o-18とMorris W-150はそれぞれ5フレットの弦高が1.2mm前後で
1フレットはo-18が0.5mm以下、W-150も0.6mmくらいだろうか。

c0145198_1992621.jpg


しかしMartin D-45は5フレットで1.7mm、1フレットで0.9mmくらいの高さになっている。
この微妙な高さの違いが指に効いてくるのである。

あまり低くなるとビビリの原因になるが、不思議とo-18は全くビビラない。
こんな感じで調整出来れば同じ感覚で弾けるのであるが・・・・。
[PR]
昨年放送された「あめトーク」を見ただろうか?
長渕剛芸人と言う事で、長渕剛が好きな芸人がおのおのに語るのである。

私も中学からの長渕ファンなのでその番組をみた。
私の場合は2001年以降にムキムキMANになってからはやや遠ざっているのですが、
逆に1994年までは全アルバムを発売日に購入してコンサートに向けて暗記したほどであった。

長渕が好きと言う事でギターを弾ける芸人さんが多かった。
私も同じように中学3年からギターを始めた口だ。

その中で、フットボールアワーの後藤氏はSTAY DREAMの衣装で出てきて、
ギターも中では触れられていなかったがYAMAHA LA-58と言う最高級ギターであった。

そしてもう一本ヘッドがシングルになった黒い長渕モデルを購入したと言って持ってきていた。
「このヘッドがAPXとちょっと違うところがミソやねん」みたいの事を言っていて、私もずっと
探しているので、大きく頷いた瞬間でもあった。

多くの長渕ファンはHungryから使っている長渕Hungryモデル(裏に鶏の絵が書いてある)は
APXだと思っているかもしないが、実はあれはその前のCWEであることを知らない。

私がギターを始めたときにYAMAHAはLシリーズからLLシリーズに移行する時期だった。
通常のモデルがLからLLになった時にエレアコもCWEからAPXに変わったのだった。
ただ、LからLLに変わってもギターシルエットは変わらなかったが、CWEからAPXにかわった
エレアコは極わずかに意匠が変わっている。
私はCWEが欲しかったが結局、新型のAPXの大阪1台目を購入したのだった。

ただ、フォークの大御所はCWE-58と言うCWE最上級の機種を使っており、
そのカッコよさに憧れた人は多いと思います。

c0145198_1955491.jpg


ちなみにこれはこの後継機のAPX、わずかな違いがわかるだろうか?
c0145198_1983122.jpg



マテリアルも違っていて、CWE58は40万円(30年前に40マン!!)にも関わらず、ALL単板に
対してAPX50は50万円するのに裏はラミネートである。

そう考えても、CWE58は非常に値打ちがある!!
しかし、もうほとんどいい状態のものが残っていない!!

もし、市場に出たら最高の状態なら50万円、普通に弾けて40万円、くらいと思う。
私は30万円なら買いたいと思うが、いいものはでてこんやろなぁ~~。
[PR]
a0083903_1516262.jpg

a0083903_15161740.jpg

a0083903_15162732.jpg




フォークギターのヘッド。
それぞれのヘッドにもアイディンティティがある。
YAMAHAはV字になっていてメキシコアワビ貝のバイディングがある。
そしてLLシリーズの最高峰である事をしめす「L」が真ん中に書いてある。

MARTINは通常もでるではD45でさえもアワビ貝の装飾はない。
MARTINと書かれているだけで十分である。あこがれの縦文字マーチンである!

MORRISのW150は基本的にMARTINのコピーなのでほぼ同じであるが、
中途半端にメキシコ貝の装飾がある。

使用木材はそれぞれのサイドバックに準じているように思う。
ヤマハとモーリスはハカランダでマーチンはインドローズのようだ。

昔はヤマハ一辺倒だったが、最近はMARTINが好きだ。
[PR]
a0083903_9282691.jpg




購入したW-150ですが、調べてみるといろいろ面白いことが分かりました。

昨日のBLOGでこのギターの音が「まろやか」な音だと書きました。
実は、私もS.Yairiの308というハカランダ単板のギターを弾く機会があって
その音に似ていると思っておりました。

昨日追記したように、S.yairiは1978年ごろよりフォークギターの低迷によりモーリスの
ギターを作っていたことがあるらしく、W-80(定価80000円以上)以上のギターの一部を
OEM製作していたと実際に作っていた人の記述を読みました。


そうなると、Morrisでありながらスプリッツは矢入貞夫さんの作ったS.Yairiのそれを
そのまま注入しているのではないでしょうか??
S.yairiはK.Yairiとよく比べられますが、K.Yairiは革新的で常に新しい変わった形の
ギターを追い求め、S.YairiはまさにMartinの純粋なコピーを突き詰めて行ったと思われます。

W-150も言わばMartin D45のコピーであり、S.YairiのYD-308(バックが3ピースであるが)と
同じような音の性質を持っていると思われるのです。


36年前にフォークギターの売れ行きが悪くなってきた頃の遠い遠い昔の話。
そんなW150を弾いていると、Morrisのヘッドプレートを持ったS.Yairiのギターで
時代に翻弄された、「あの頃」の音がするように思えるのでありました。
[PR]
a0083903_1093662.jpg


実は2カ月前に今回の布石がありました。
D45のヘキサゴンインレイに憧れていて2015.8にW-150を購入していたのでした。

2007年にMartin o-18(1949)を購入して8年ぶりに購入です。
それまでに3本ほど売りましたが、また1本増えて全部で9本になりました。


とにかくピカピカの装飾をしているギターが好きで仕方ありません。
WEBでMorris W-150というギターが出ており、バックが2枚の初期型なのでついてが出ました。

調べてみると、記憶では昔、Morrisのギターの上級機をS.YairiがOEM製造していたというのですが
やはりこのサイン(検品サイン)の高木さんと言うのは当時のS.Yairi高木工場長で間違いないようです。
と言う事でこのギターは1982年に倒産したS.Yairi製ということになりますね。  追記


カタログで見ると1978-79年辺りの初期型W-150です。
それ以降のW-150がバックが3枚です。バックが2枚と3枚では木材の大きさが違うので
基本的には2枚のほうが良いとされています。MartinもD35はバック3枚ですが木が足りなく
なってきたからだとよく言っています。

a0083903_10102413.jpg
a0083903_1010335.jpg


一応トップは松単板なのでえぞ松単板でしょうか。
サイドバックはハカランダ単板となっていますが、サイドは裏側と表側の木目が違うので
どうも合板ですね。バックは単板で間違い無さそうです。

ブリッジ・指板が黒檀で間違いないでしょう。
ペグはシャラーの金、アバロン(メキシコアワビ貝)の装飾は、ヘッド・トップ・バックは本貝で
サイドはダミーです。6角メキシコ貝が8枚とあるのでヘキサゴンインレイは本物でしょう。
a0083903_10111390.jpg


さて、状態ですが、ロッドは時計方向に半周回りますが、今の状態では回す必要がありません。
ネックは真っ直ぐでネジレもないようです。ネックの起きもありません。
サドルの残りは2mmくらいでしょうか、これで12フレットの弦高が2mmで抜群の高さです。

a0083903_10114599.jpg



音は、6弦ともメリハリがあって分離の速い切れのよい音です。
しかし同じMorrisでも私の持っているM151は「きらびやか」でW-150は「まろやか」でしょうか?
MartinD45、あるいはYAMAHA LL55DR(バックがローズ)に似ている音です。

1978年式とすると37歳でしょうか?
今までいろんなところを旅してきたギターかもしれませんが、私の元で長く一緒に過ごしましょう!
[PR]
昨日の続き、このギターを買おうと決心させるに十分だった理由とは、
実はこのギター今年の8月に、日本テレビの「ぐるぐるナインティナイン」に
長渕剛さんが出演、番組内で演奏し、その個体も絶賛したD-45だったんです!

番組を見た人もいたと思いますが、その中で長渕氏自身がピッタリ賞で100万円入ったら
マーティンのD-45というギターが欲しいといい、そこで実際のギターショップの方が
あの場所にこのギターを持ってきて長渕氏が即興で歌を歌ったのでした。

a0083903_942843.jpg

a0083903_9424118.jpg


そして弾いている番組も保存しておりました。
a0083903_9425256.jpg

剛の弾いているこのギターです。




私がギターを始めたきっかけは中学のときに長渕氏のLPをレンタルレコードで借りて
何度も聞いているうちに芽生えたものでした。周りの友人もギターをやっていて、
ギターの本や、歌本を交換したりしてちょっとずつ弾きはじめました。
そして忘れもしない1985年のクリスマスの日に25000円のギターを買って貰ったのでした。
それから30年の記念すべき日に、たまたま中古ギターサイトで自分の生まれ年の1971年製の
D45はないかな?と探していたらこの剛が弾いたギターにたどり着いたのでした。

早速、お店に連絡するとまだ売れ残っている。と言うので
私の持っているMartin D-28(1967)を下取りに購入を決意したのでした。

ギターもたくさん売り買いしましたが、きっとこれが最後になりそうです。
家族には私が死んだら10本のギターを出来るだけ高く買ってくれるお店に売却して
現金に換えてと言ってあります。1971年のギター、なんとなく友達のように思います。
ずっと大事にしたいいです。
[PR]
a0083903_12414532.jpg
a0083903_12413694.jpg
a0083903_12412545.jpg
a0083903_124186.jpg




ついについにやりました!!
夢にまで見た、バースデーイヤーのD-45です。
私は昭和46年、1971年生まれです。
このD-45も1971年製で同い年であります。

私はツイていた!
Martin社では1970年からはインド産ローズウッドに移行しているので
まだ何とか買える金額ではありますが、これが1967年生まれだと、この年に
製作されたD45はないし、仮に1968年や69年なら600万円ほどしてしまうのである。

Martin D-45はこれで2本目、
1本は1996年製のハカランダ、スノーフレークだから
今回のヘキサゴンインレイと違うタイプが買えて本当に良かったです。

先日Martin D-28(1967)を手放したのは、コイツを買うためでした。
きっとこのギターだけは売らずに死ぬまで弾こう!

それと、今度書きますが、このギターには購入を決心させるもう一つの理由があるのでした・・・・。
[PR]
c0145198_20213134.jpg



2007年くらいまではギターをずいぶん集めて弾いていた。
ところがこのギターを最後に購入も止まった。

ギターを始めて弾いたのは1985年、中学3年のときだった。
その時のギターは26歳で今もリビングに飾ってある。
確か2万円ちょっとの安いギターだったが手放す気は到底ない。

さて、写真のギターもHDR処理してあるので傷がよく目立つと思う。
これはウェザーチェックと言って木そのものが割れているのではなくてその上の塗装が割れているのである。
皮肉なことに、2007年に買ったのがこの最後のギターであるが実は一番年代ものなのである。
1949年製なので今年で62歳!

Martin o-18(シングルーオー)という名前のやや小ぶりのギター。
おそらく何人もの人の手を渡り、私の元に着たのだろう。
還暦を越えているので、実に深い音がする。
40歳の私が弾く62歳のギター。

やはりギターの世界は奥深いやっ。
[PR]
ブラジリアン・ローズウッド(俗名:ハカランダ)
このBLOGの中で何度か出てきている名前である。

簡単に言えばハカランダはギターの材料であった。
それも昔はブラジル産のローズウッドは潤沢にあってローズウッドと言えばこの木のことだった。
ギターで有名なMartin社も1800年代後半から既にハカランダを使っており特に珍しい木ではなかった。

ところが、この木ばかり使ってギターを作り苗木を育てることをしなかったためにやがて絶滅近くまで
追い込まれた。そしてMartin社でも1969年を最後にハカランダは使われなくなり、ブラジル産から
インド産のローズウッドに変更されたのだった。

現在でもギターはインド産のローズウッドで殆どが作られている。
逆に1969年までのMartinのハカランダギターは非常に高価で1本50万~と言うのが相場のようである。


ところで、僕も1985年からギターをやっていますが、ハカランダという最高級素材には全く興味がなかった。
興味が無かったというよりは高校生の僕には購入できなかったと言った方がいいと思う。

しかし1970年代のフォークミュージックのLPから聴こえてくるギターの音色は普通のギターでは出なかった。
突き進めて行くと、やはりどのミュージシャンのフォークギターもハカランダで出来ていた。

「やっぱり、ハカランダのギターでないとあのLPからの音は出ないのか!」と急に興味が湧き、
最近になってようやくYAMAHAの最高級機であるLL-55Dと言うギターの中古品を手に入れた。
ハカランダで出来たこのギターを弾いてみると、間違いなくあの頃の音がする。

あ~、やっぱりハカランダだったんだ!と僕は感動したのです!!

c0145198_19473085.jpg
c0145198_19474263.jpg


それからと言うもの、ハカランダのギターを買っては売り、今でも手元に4本残っております。
結局、ハカランダが好きなんだなぁ~~。

c0145198_1949438.jpg


ハカランダの木目は潤沢にある年代(1960年くらいまで)では柾目に取られていました。
それはキレイに模様なのです!ギターによって木目が全く違うので本当に面白いです。

c0145198_19503482.jpg


そうして、面白いものを見つけました。
そうです、ハカランダで出来たボールペンです。匂ってみると甘いローズの匂いがするので本物だと信じます。
こうやって、ハカランダのギターの上に並べて置くと、やっぱり同じ木なんだな~と分かります!

実はハカランダのお箸も売っているのです。確か30000円くらいだったと思います。
しかしなかなか手の出ないお値段です・・・・。いつか欲しいなぁ~~。
[PR]