カテゴリ:ギターについて( 88 )

僕の所有するギターの中でやはりいつ弾いても一番素晴らしいと思うのが、
MORRIS M151GR Lである。このギターは当BLOGでも頻繁に出てくるのだが
本当に素晴らしい。

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前にも書いた通りこのギターは今は独立された横山さんのMORRIS在職中のギターで
あります。TOPはジャーマンスプルース単板であります。
このギターのいいところは一番に気候・気温・湿度による音質の変化が少ない。
ようするにデリケートではないという事である。言い換えればどんな時も狙った音が出せると
言うことであります。残念ながらYAMAHA LL55Dは気分やでMARTINはデリケートだと
思っています。

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サイドバックはブラジリアンローズウッド単板が使われています。
サイドはややサップ寄りの部分でしょうか?色合いは大好きです。

それと、TOP&フィンガーボードバイディングにはトラモクメイプルが、
ブリッジ、フィンガーボード、ヘッド化粧板にはブラジリアンローズウッドが、
ペグはエボニーが使われており、見るからにウッディーな雰囲気を漂わせています。


このギターの素晴らしいところはその音質が実に豊満なことであります。
Rタイプという事でバックがラウンドしています。これは低音を増幅させるためです。
そしてL:ラチィス(格子)タイプのブレージングを採用しています。

要するにバックのブレージングもXなのです。
おそらくこれがこのギターを生かしている一番の理由と思います。

そして、TOPがジャーマンという事で、僕としては歯切れのいい分離時間の早い軽快な
音に感じるのです。


おそらく、このギターは最終的に残るであろう僕のギターの1本になることは間違いないでしょう。
このギターを手放せば、もう二度とこの音にはめぐり合えない気がしますので。
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ここで、私の中古ギターの選び方を紹介します。もちろんこれは僕のやり方なので参考程度に
見てください。また、こんな方法もあるよ、みたいなことも教えてもらえれば最高です。
あくまでもギターは音重視です!いくら状態が良くても自分が好きな音を奏でないギターは
購入しません。あくまでも、音が気に入ったとして、それでもあまり状態の悪いものは
避けたい!誰でもそうですよね!

統計では私のHP&BLOGに来られている方はギター歴20年以上の方が多いらしい!
というもの最近HPのTOPにギター歴を聞くアンケートを載せてみたら、そういう結果に
なったのだ!良かったら参加してみてください!

アンケートはTOPの左下にあります! ←クリック!

まず僕は一番にサドルを見ます!これはもちろんブリッジを含めてです!
サドルの残りが少ないものはTOPの膨らみやネックの元起きが原因で弦高が高くなった為に
それを下げようと削った可能性があるからだ!

通常は、
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ロングサドルなら、
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これくらいは欲しいところである。
特にロングサドルは最低限このくらい残っていて欲しいものである。

ブリッジ面ギリギリまで削られているにもかかわらず弦高が高い場合はネックリセットしか
方法はない!ネックの仕込み角を緩くしてサドル高を稼ぐ方法を取るのである。
もちろん、弦高確保の為にサドルがもうこれ以上削れなくなると、今度はブリッジ自体を
削る方法がある。これも他のギターと比べてブリッジが薄いものは注意が必要だ!

次にフレットの減りを見る!
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弦をよけてみるのだが、これもあまり減っているものは注意だ!
もちろんフレットが減っていても演奏は出来るが間違いなくビビリの原因となるだろう。
フレットが減るということはそのフレットと弦の接地高が低くなることだ、
したがって隣のフレットと弦が干渉しやすくなりビビルのである!
フレットが減っている場合、全てのフレットで音がビビラないかチェックすること!

次はネックの元起きチェック
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通常、まっすぐな定規を指板に当てるとこのようにブリッジの上に乗るのが正常だ。
しかしネックが起きていると
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とこのような感じになるのである。ここまで起きてきたら弦高は12フレット上で5mmには
なっているだろう。これは十分注意しないといけないポイントです。

次にネックの反りですが、
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こうやってヘッドの方から見ます。順反りや逆反りはトラスロッドで直せる場合がありますが
波打ってる場合は避けたほうがいいです。トラスロッドを回して変に反った場合もあります。
それとネックの捩れもビビリの原因となりますのでネックの右からと左からとじっくり見て下さい!


次は12フレット上の弦高です
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この場合はJUST3.0mmですが、ストローク中心の人はこのくらいで、フィンガースタイルの
人は2.5mmくらいがいいでしょう。2.0mm以下になると弾きやすいですがビビリやすいです
しかし優れたリペアーマンは弦高2.0mmでも決してビビないセッティングが出来ます。


次は、ブリッジ付近の膨らみを見ます。
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これにはコツがあります。真横からブリッジとバイディングが重なるように見ます。
ブリッジ付近が膨らんでる場合はブリッジが弦に引っ張られて前に倒れています。
この場合、バイディングとブリッジは平行になりません。TOPが膨らんでるギターは
この方法ですぐにわかります。TOPのふくらみはある程度仕方ないものです。
特にスキャロップブレージングのギターの場合は膨らみやすく思います。
しかし、ブリッジが前に倒れるほどのものは前記した弦高が高くなったりサドルを削ったりと
大変になるので見極めが肝心です。


次はTOPの膨らみです。
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このように定規を当ててみます。膨らんでいる場合はすぐにわかります。
しかし、全く膨らんでないものはないと思います。
僕としては弦を緩めるのはネックの反り防止よりはTOP膨らみ防止に効果があると
思っています。2週間弦を張ってその後ギターを休める方もいますが、この方法は
TOPの膨らみ防止には最高の方法と思います。ネックよりTOP版の方が弱いことを
知ってください。


これは、僕だけがやるかもしれませんが、ネック部分の不気味な跡チェックです
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これは私のD-28(’67)ですが、おそらくネックを一度外しています。
ご存知の通り、普通のギターは14フレットでネックとボディーが接しています。
(Sタイプは12フレット接合)そして14フレット以降はボディーの上に指板が乗っています。
この部分をよく見ると一度外しているものは接着剤(ニカワ等)の跡や隙間があるのです。
ネックを外す場合、15フレット部分を抜いてそこに穴を開けてスチームを入れてこの部分の
ニカワを溶かします。そして14フレット部分の指板付近はその影響を受けやすいです。
上手にやってもここに何らかの跡が残るのです。

ちなみに、ネックを外してなければ、
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このように全くキレイなままです。




以上は、僕がギターを買うときにチェックする点です。
後はよくするのがCコードを弾きます。
普通にではなくまず、ローコードで弾きます。次に3フレットのAのタイプで弾きます。
最後に8フレットのEのタイプで弾きます。フレットの音痴のものは、完璧にチューニングしても
どれかが合いません。しっかりしたギターはもちろんどのポジションでも完璧です。

こんな感じで、いろいろチェックPOINTを考えながら選んでいます。
もし、参考になれば幸いです。
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僕が現在所有するギター11本の中でブラジリアンローズウッド(BR)製のブリッジと指板を
持ったものが2器あります。ひとつはMORRIS M151RG、もうひとつはMARTIN o-18。

しかしこの両器には全く違う理由でBR製のブリッジ&指板がつかわれているのである。

まず、MORRIS M151RG(L)であるが、
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このギターはまず、一昨年にMORRISを退社されて横山さんのギターであります。
しかも151と言うのはブラジリアンモデルでMと言うのはD-TYPE,Rはバック材が
ラウンドしていて低音重視って事、GはジャーマンTOP、Lはラティスブレージングを表している

このギターは横山さんのこだわりの塊だと思う。
まずTOPはジャーマンAAA、サイドバックは良質のブラジリアンローズ、ラティスブレージング
、アバロンは極力使わずにTOPのバイディングにD41TYPEで入っている。
ペグは510のつまみはエボニー。そして何よりギター全体をウッディな雰囲気に、それも
ブラウン系にするために、バイディングもトラモクメイプル、よってブリッジ&指板もBRに
なるのである。言わば、作者の強いこだわりがこのギター全体に散りばめてあるのです。

しかもこのギターの音はYAMAHAとMARTINのいいこと取りである。
MARTINの低音、YAMAHAの高音を見事に取り入れた横山マジックである。
ナット幅も44mmとやや太くその分、音も分厚くなっている。最高の逸品であります。


次に、MARTIN o-18でありますが、
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このギターは何度かBLOGに出ている1949年製のギターであります。
このギターのブリッジ&指板にもブラジリアンローズが使われています。
しかし、これは単にその時の仕様となります。ブラジリアンがまだ豊富にあった時に
現在の東インド産ローズと同じように使われていた事なだけである。
要するに当時でも上位機種の28系や45系にはエボニーが使われていた。
おそらく当時はブラジリアンの方が格下であったのだろう。
今でも、低価格のギターの指板がインドローズ使用のものが結構あります。
おそらく、そんな感じで使われていたのであろう。


全く、違った意味を込めて使用されたブラジリアン、歴史的な事を考えれば意外と
趣き深いものであります。
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さて、ネックリセットから帰ってきたo-18ですが約3週間経ちました。
その後、ネックは全く動いていません。12弦で2.0mmキープしていますしTOPの動きも
ないです。ネック自体の反りもありません。AJではないのでネックは強いです。
D28の1967もSQネックですがネックは強いですね。ただTOPの膨らみが出てくると弦高は
上がりますが。

非常に握りやすく軽いギターです。
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ずっと弾いていても疲れません。何しろBODYがシングルオーという事で小さいです。


ペグは当時のオリジナルらしくてギアーの数が少ない!という事はチューニングが微妙なの
です。この辺は旧き良き時代と言うことで味わっていきましょう。。
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全体的にはこんな感じですが、高音はDタイプに遜色なく出るんですよ!
まさしくマホサウンドで清んでいます。やはり低音はDタイプに負けます。
しかし意外とストロークでもいい感じ出ますよ!でも一番は夜中に指でか~るく弾くときでしょうか。
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この頃の古いギターはどんどんなくなっていく傾向なので大事にしないといけませんね。
MARTIN o-18 
楽器店で見かけたら試奏してみてください。
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本日、行きつけの店でナット作製をお願いしました。

それと、ネックの1弦側がやや逆反りで、6弦側はフラットなので、その辺の調整も
お願いしました。ナット作製+ネック調整で3,500円

安くないでしょうか?

この店は、実は僕が見つけた穴場なのです。
一般用に店を構えてるのではなく、ビルの4階にあるのです。

店主はルシアー(ギター製作者)でいつ行ってもギターを造っています。
憂歌団の木村さんのギターも造っているんだそうです。

とにかく、安い!ナットとサドルの調整で500円とか、フレットも1本だけ換えてくれます。
1000円です。

とにかく木曜に返ってきます。
乞うご期待!!
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ちなみにM4501SPのネック~サウンドホール部分です。
MORRISの最近の貝の色は緑っぽいですね。
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このギターは昨年の1月に購入しました。
2001年製ですが未使用なのでNEWとのことでした。
その後、フレットの浮きがあったので無償にてリフレットしてもらいました。

このギターはフィンガーボードにインレイが施されております。

ピカピカが好きな僕は気に入りましたが・・・・・・・・。

妹の結婚式で唄ってからはこのギターあまり弾いてないような気がします。
音色は素晴らしくLL55Dに良く似た軽めのきらびやかな音です。
MARTIN系とは正反対の音です!
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これはフォークギターの中では世界一有名なMARTIN D28であります。
1931年に製造が始まりました。1934年からは今の形で造り続けております。

この頃のギターのバックサイドはほとんどマホガニーかハカランダで出来ています。
MARTIN社でも1969年まではハカランダ(ブラジリアンローズウッド)が使われていましたが
材の調達が難しくなったために東インド産のローズウッド(紫檀)に変更されました。

それからというもの、このハカランダを使ったギターは高騰し始めました。
正確には2000年になって更に高騰した感じがします。

しかし、現在のハカランダ(ブラジリアンローズ)は本柾目のものがほとんどなく板目が多く
なっています。

 さて、この1967年のD28ですが完璧な柾目です。MARTIN社も1950年代までは
当たり前のように柾目のハカランダを使っていましたが1960年代後半にもなると、
柾目はどんどんなくなり板目のものも出てきました。そんな時代背景でハカ末期型で
このような柾目は珍しいかもしれません。

今年で40年経っていますがサイドのハカも素晴らしくいい色をしています。
やはり新品もいいですが時代を経て味を出しているこの頃のギターも本当にいいですね。
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ロングサドルとはMARTINが1966年まで仕様としていたサドルの形状です。

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これはMARTIN D45 Dx CFMのロングサドルですが、このロングサドルって
ブリッジとの接地面積が多いのか弦の響きをもらす事無く裏のブレージングに伝えている
感じがします。

ちなみに、これは1967年の普通のサドルに変わって間もないころのD-28です

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見て分かるようにロングサドルはブリッジを掴むように固定されています。

普通のサドルは短いのでそんな感じはありません。


ただ、ロングサドルはブリッジと接着剤とくっついているので外れません。
ようするにサドル調整は上を削ることになります。これが難しい!(僕はプロに任す!!)

普通の短いほうのサドルは抜けますので下の平らな面をサンドペーパーで削るとサドルを
簡単に同じ間隔で下げれます。
ところが、ロングサドルは上の曲線の方を削るので力加減によっては、取り返しがつかないほど
歪んでしまいます。しかもこのロングサドルを取るのはカッターを入れなければならず、
素人には難しいのです。

しかし、僕はこのロングサドル大好きです。音がよく響きます。
1949年のMARTIN o-18も、もちろんロングサドルです。

MARTINでもGEモデルやVモデルはロングサドルですね。

みなさんは、ロングサドル好きですか?
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みなさんの中にはギターを何本か持っていて、順番に弾いている方もおられるとおもいます。
僕も現在10本のギターがあるんですが、買ったときは当然気に入って買っている訳ですから
毎日触るつもりなのですが、時間が経つとどうも弾くギターが限られてくる気がします。

僕は、だいたい毎日どのギターもネック状態と12F弦高をチェック、クラック予備軍がないかも
チェックしているのですが、それでも長く弾くのは3本ですね・・・・・。

ここで「ギター生涯3本説」が出てきます。

みなさんは、2:6:2の法則を知っておられるでしょうか?
これはどんな集団でも時間が経てば、2:出来る集団、6:普通の集団、2:出来ない集団に
分かれ、さらにこの2割の出来る集団だけが集まっても、その中でまた2:6:2に分かれて
しまうというものです。

ギターも良く似ていて、「このギターは最高だ!」と思いながら10本になったんですが、
いつも弾くのはだいたい3本です。

まず、
①YAMAHA FG250M
②YAMAHA APX10S
③GIBSON J160E
④MORRIS M151
⑤MORRIS M4501
⑥YAMAHA LL55D
⑦MARTIN D45
⑧MORRIS MF-CUSTOM
⑨MARTIN D28
⑩MARTIN O-18

と購入順であるのですが、

①~③の時  ほぼ③を弾いていました。
①~④の時  ③④
①~⑤の時  ③④⑤
①~⑥の時  ④⑤
①~⑦の時  ④⑦
①~⑧の時  ⑥⑦
①~⑨の時  ⑥⑦⑧
①~⑩の時  ⑦⑨⑩

とこんな感じです。

一番手にとってしまうのはD28です。
この永遠のスタンダードは限りなく普通の音なんですが、おそらく限りなく普遍的なものでしょう。
そしてD45はD28を豪華に張りのある音にしたもの。
O-18はノスタルジックな中に意外と澄み切ったサウンドがあるのです。

こう考えると、MARTINばかりです。
いい音のギターがMARTINなのか、MARTINだからいい音に思うのかは模索しないようにして
も、音ってやはり普通な音が最強だと思うこの頃でした。
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