<   2007年 11月 ( 8 )   > この月の画像一覧

ご存知の通りアコースティックギターは木で出来ています。
穴の開いた方をTOP板、裏側をバック板、そしてサイドはサイド板です。

TOP板はだいたいが、
シトカ、ジャーマン、アディロンダック、えぞ、等のスプルース材で出来ている。
これらは一見して見分けるのは非常に難しい。
木目も板目はなくてほとんどが超柾目であります。目の詰まり方で木材の硬さが変わるか
どうかは分かりませんが昔は目が詰まってるほうがいいとされていた。
しかし、最近MARTIN社ではVモデル(GE,Au)のTOP材にはアディロンがよく用いられ
木目が広いほうがいいとされています。木目が広いほうが柔らかく深い音になるんでしょうか。

さて、表題のサイド&バック材ですが、
大きく分けて、マホガニー系、コア系、ローズ系があります。

この3つの系統はおそらくギターが作り始められた最初から手に入りやすく丈夫で硬くて
よく響くなどの理由で容易に選ばれたのがよくわかります。

しかし何百年のうちに木材は無くなっていきました。

その代表例がブラジル産のローズウッドです。
ブラジル産ローズウッドをハカランダというのでありますが、おそらくブラジルの山のどこに
でも生えていた木だったと思います。この木がギターに最適ということで用いられたのですが
MARTIN社でも疑いもなくブラジル産ローズが使われていた。
この頃のMARTIN社のカタログを見るとブラジル産ローズウッドとはどこにも書いていません。
単にROSEWOODとあります。

このことから1900年初頭ではローズといえばブラジル産であったと思われます。
もちろん1941年以前のいわゆるプリウォー(戦前)モデルにも当然のようにブラジル産ローズ
が使われています。この頃の状態のいいものでしたら200万ちかくになっています。


ところが各社がブラジル産のローズを伐採するのでついにMARTIN社でも1969年に
ブラジル産から東インド産のローズに切り替えを余儀なくされました。


ここからが問題です。




ようするに今日のハカランダ高騰はこのことから始まっています。
今でもMORRIS,YAMAHA、Y.Yairi等も若干のハカランダ材は持っているようですが
50万以上の商品になります。


そこで、出てきたのが、

ココボロ(サザンアメリカンローズ)
ジリコーテ(シャム柿)
アフリカンローズウッド
マダガスカルローズウッド
ニューハカランダ(ホンジュラスローズウッド)

諸々の木材です。

これらはブラジル産ローズ以前にはほとんど使われてなかったと思いますが、
最近、やけに目がつきます。
とくにマダガスカル産ローズはMARTIN社でも正式ラインナップにありますし、各社勢力的に
使用しています。そしてこれらの木材ははっきり言ってブラジル産と見分けが難しいのです。


ここからが僕の言いたいところなんですが、
1969年以降のギターでハカランダ(ブラジル産)と言いながらこれらの木材を使っているもの
が少なからずあるんではないかと言う事です。

特にニューハカランダと明記されているものは実際怪しいものもあるようなないような感じです

ここで気をつけなくてはならないのが、

ハカランダ = ブラジル産ローズ  では無いことがあると言う事です。

ハカランダは上記の5種類の木材も含まれている可能性もあると言う事です。
これはショップではなく製作者が決めることですからなんとも言えませんが、
製作者の解釈でこれはハカランダで出来ていると言えばハカランダなのです。

しかし、それはブラジル産とは限りません。

ショップにおいては明確に表示を分けているところもあります。

ハカランダ、もしくはジャカランダとあるものは、ジリコーテ、ココボロ、アフリカン、ホンジェラス
の可能性が少なからずあるということです。

これは前記のように製作者・メーカーが決めることでショップが決めることではありません。


こう思えたのも、ハカランダ単板と書かれている木がどうもブラジル産ではないものがあると
思えるものがあるからです。結局はハカランダ=ブラジル産ローズかどうかの論議になります
が、我々ギターファンが気をつけないといけないのが、ハカランダという木そのものが
現在では少し以前のハカランダの解釈とずれているかもしれないと言う事です。



以上、これは僕個人の見解です。
全てが確信的に言っているのではありませんので参考程度で読んでください。
[PR]
弦のビビリと弦高の低さは密接に関係していると思う。
容易に弦高だけを下げたらほぼ間違いなく弦が隣のフレットと干渉してビビリが発生する。

僕の場合は12フレットのフレット上端から6弦の下端までを2.8mm、1弦の下端までを2mm
に調整するのが一番弾きやすい。リードはやらないので7フレットくらいまでしか使わない。

しかし、使っていて12Fの弦高が3mm以上になったとします。
ヘッドの方から見てネックの反り具合をみるとやや順反りしてたとします。

ここで一番考えるのがロッド調整です。
一般的にはロッドは閉めると(時計方向)真っ直ぐになり順反りが直ります。
逆に緩めると順反りの方向に向かいます。

ギターによってはこのロッド調整だけで12F弦高が1mm近く変わるものがあります。
しかし、ネックのどの部分が動いているかよく観察しないとバラバラの調整になります。

特にネックがねじれて反っている場合はロッドを回し過ぎると間違いなくビビリの原因になります
7フレット付近が持ち上がってしまうネックなら1~3弦を押さえるだけで4~7弦くらいが干渉
してビビリまくります。

ロッドを回して12F2mm近くなった場合は逆にサドルを上げたりフレットをすり合わせたりが
必要になります。特に一定の弦が減っていると隣のフレットとの干渉がひどくなりビビリます。

ですので弦のビビリが出ないネック調整・弦高調整は簡単なようで熟練を要すると思うのです。
ネックとフレットのバランスが崩れたら素人にもどうにもなりません。

ネックは本当に大事ですので容易な調整は最善の注意を払って行いましょう。
[PR]
11月も中旬になって気温もかなり下がり朝晩は寒くて我慢できないほどになってきました。
当然、冬に向かって空気が乾燥してきます。私の住む大阪の場合も例外ではありません。

5月くらいまでは室内の湿度は50%くらいなのですが、梅雨に入ると一気に60%を超えます
そして、そのまま7月、8月、9月と55%を割ることはありません。あまりに湿度が高いときは
エアコンや除湿器が必要になります。

10月に入ると55%以下になる日も出てきて一気にすごしやすくなります。
室温も20~22度と快適そのものです。

そして、11月に入り中旬も過ぎると湿度は50%を切ってきます。
現在の湿度は45%くらいです。これから先は更に下がってきます。

そこで加湿器が出てきます。
おそらくギターをされている方の中にはすでに加湿器を炊いてる方がいるかもわかりません

この加湿器には3タイプあります。
1は水を沸騰さして蒸気にするタイプ
非常にすばやく加湿できますが結露もしやすいです。

2はハイブリッド式で簡単に言えば濡れたタオルの後ろから温風を当てて蒸発させるタイプ
これは熱くならないタイプで結露もしにくいです

3は気化タイプ
水を含ませたフィルター等に温風ではなく冷風を当てるタイプ。非常に時間がかかるが
電気代がかからない。


気をつけなければならないのは1のタイプです。
特に壁からギターを吊っている僕のような人は加湿器の湿度センサーが間に合わずに
設定湿度になっても加湿をやめない場合です。

このタイプは簡単に言えばヤカンから湯気が出ているのと同じ原理なので湯気が天井付近に
溜まる場合が多いのです。
しかし加湿器は床に置いてあるので床が50%でも天井付近は80%くらいになっている
場合もあることに注意しなければなりません。

湿度計を天井付近に1つ設定して注意深く観察してください。
僕の場合は加湿器自体を天井付近に置いています。

湯気は思いもよならい所に溜まります。
そこにギターを吊ってあれば何らかの影響があります。

これからの時期、加湿器にはくれぐれも気をつけてください。
[PR]
a0083903_2031628.jpg

(それぞれ上が交換前です)

本日、ナット交換が終了しました。
交換前後の画像をUPしました。
交換前はナットと指板の間に隙間がありましたが、交換後はきっちり収まっています。

1弦の1フレットでの弦高も適正なものとなりました。おさらく0.3mmくらいだと思います。

やはりナットはヘッド&指板と密着してないと気持ち悪いですね。

これで安心して弾くことができます。
[PR]
本日、行きつけの店でナット作製をお願いしました。

それと、ネックの1弦側がやや逆反りで、6弦側はフラットなので、その辺の調整も
お願いしました。ナット作製+ネック調整で3,500円

安くないでしょうか?

この店は、実は僕が見つけた穴場なのです。
一般用に店を構えてるのではなく、ビルの4階にあるのです。

店主はルシアー(ギター製作者)でいつ行ってもギターを造っています。
憂歌団の木村さんのギターも造っているんだそうです。

とにかく、安い!ナットとサドルの調整で500円とか、フレットも1本だけ換えてくれます。
1000円です。

とにかく木曜に返ってきます。
乞うご期待!!
[PR]
a0083903_23321267.jpg


さて、このギターは旧YAMAHAの最高峰だったLL55Dでありますが、このモデルは
おそらく、LL55DやLL53DなどがBR(ブラジリアンローズウッド)とR(東インド産ローズ)に
分かれる前の最終モデルと思われます。

もう10年以上前のモデルで最近になってナットが痩せてきました。
思いきってナットを外しいろいろ計測したらどうもおかしい!!
で、サンドペーパーで少し削ったら・・・・・・、はい!しっかり失敗です!!
1弦がさっそくビビってます。1フレットに少しヤスリ入れましたが、ダメです。

この際、ナット作り替え&リフレットしないといけないみたいです。

このギターはおそらく最後まで持っているつもりなので修理したいと思います。

ちなみに、この「L」の入ったヘッドは僕の憧れでした。
昨年、白濁してきたヘッドを塗装を全部剥いでやり直してもらいました!!

やはり旧くからのYAMAHAファンなら、この「L」ヘッドは憧れですよね!!??
[PR]
a0083903_1848230.jpg


最近、小沼ようすけ氏の「Beautiful Day」を購入しました。

僕が彼を知ったのは、

野村ギター商会

からです。この野村ギター商会は日本のギターリストを野村義男氏が招き、
前半20分、後半20分の無料放送でお送りするものなんですが、これがまた素晴らしい
番組で僕はいつも楽しみにしているのです。

そして、今回彼の演奏を聴き、「いっちょう買ってみるか!」と購入に至ったわけです。

僕は、JAZZ ギターでは渡辺香津美氏のCDを持っていますが、意外とJAZZが好きで
詳しくはないのですが、いろいろ聞いているんです。

JAZZピアノ、JAZZギター、JAZZトランペット、いろいろあります・・・・・。

何を隠そう、高校1年の時にMGQ(マンハッタンジャズクインテッド)の「枯葉」というCDを
買い、いまでも結構聴いているんです。
クリフォードブラウン、リーモーガン、オスカーピーターソン、ジョンコルトレーン、
日野皓正、ヘレンメリル・・・・・

ジャンルを問わずいろいろ持っています。

今回、彼の「Beautiful Day」聴きました。
もちろん、テクニック等私が語るものではありませんが、いい意味で、もっと「やんちゃ」な
演奏を期待していたのですが、やや優等生的な感じがしました。
やはりギターは感情の起伏によって、もっとエキサイティングに、情熱的に弾けばどうかな?
って思いました。

もちろん、素人の感想ですから適当に聞き流してください。
[PR]
a0083903_2323344.jpg


今日は大阪城に行ってきました。もちろん大阪城には何回も行っています。
ずっと大阪に住んでますので、しかも車で20分ほどなのでよく行くのですが、
天守閣のところまで行くとやたらと観光客がいます。

今日も、北海道からの修学旅行、外国人のツアー、アジア各国からのツアー・・・・・

本日、文化の日ですので建築学科出身の私が大阪城について少々。

この大阪城はもちろん本物ではありません。
本物は、遥かン百年前になくなっております。それから何百年の間大阪城は天守閣を
持ってなかったのです。

昭和に入って、御堂筋を作った時の大阪市長・關一によって、市民から募金を募ったりして
昭和6年、大林組にてSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート)施工されました。
中に入ると分かりますが、国宝・姫路城が木造なのに対して大阪城は近代ビルと何ら
変わりはありません。エレベーター付きのビルです。

昭和6年と言えば西暦1931年です。
そうですMARTIN D28が誕生した年です!

はい!そうです。この大阪城とMARTIN D28は同い年なんです。
D28がどれだけの歴史を持っているかなんとなく実感できますね!!

さて、外から見る大阪城と中から見る大阪城は全く違います。
もし大阪にお越しの際は、是非大阪城に登ってみて下さい。


ところで、8月下旬よりネックリセットで修理に出している、MARTIN o-18ですが、
11月中旬には出来上がると連絡がありました。非常に楽しみです!
手元に戻ってきた際には、また詳しく載せます!!
[PR]