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Martin D-45(1971) 1年後

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このギターを購入して約1年経ちました。
私の生まれ年である1971年製のしかもMartin D45である。
さらに、この個体は長渕剛がTVで弾いたものと言うので余計に思いが大きなギターである。

あれから中古ギターサイトを見ているが、そもそもの生産台数が少ないD45なので
古くなるほど残っている個体も少なくなるのである。

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この表をみると、1971年には105本しか作られていないので、おそらく世界中探しても
なかなか見つからないと想像できる。

1年近く弾いてまず、僕と同い年の45歳で十分に中年なので私の体と同じように
木も固まっているのである。なので、湿度の高い時期や乾燥している時期、
気温の高い時期、気温の低い時期、どこをとってもほとんど木が動きません。
弦高を1弦12フレットで2.2mm程度にしているのが、ほぼ変わりません。

新しいギターや木が動く個体では簡単に弦高が1mm近く高くなります。
測定するとほとんどがTOP板がフリッジによって持ち上げられて膨らむのであります。
それと同時に、ネックが曲がったり、ひどい場合は起きてきます。

このMartinD45はほぼ動かないギターであるが、もっと古い1949年製のMartin 0-18は
比較的動くギターである。


それと音の変化であるが、おそらく交換してもらったナットが馴染んできて特に1,2弦が
しっとりとするようになった。低さがギリギリでこれ以上低くなるとビビリの原因になるだろう。
音の大きさは、それほどではないが本当にきれいな音が鳴るギターである。


おそらくもうこれ以上成長はしないだろうが、今後フレット交換する時に、全体的に
リフレッシュしてやろうと思っている。