MORRIS M151GR L
MORRIS M151GR Lである。このギターは当BLOGでも頻繁に出てくるのだが
本当に素晴らしい。
前にも書いた通りこのギターは今は独立された横山さんのMORRIS在職中のギターで
あります。TOPはジャーマンスプルース単板であります。
このギターのいいところは一番に気候・気温・湿度による音質の変化が少ない。
ようするにデリケートではないという事である。言い換えればどんな時も狙った音が出せると
言うことであります。残念ながらYAMAHA LL55Dは気分やでMARTINはデリケートだと
思っています。
サイドバックはブラジリアンローズウッド単板が使われています。
サイドはややサップ寄りの部分でしょうか?色合いは大好きです。
それと、TOP&フィンガーボードバイディングにはトラモクメイプルが、
ブリッジ、フィンガーボード、ヘッド化粧板にはブラジリアンローズウッドが、
ペグはエボニーが使われており、見るからにウッディーな雰囲気を漂わせています。
このギターの素晴らしいところはその音質が実に豊満なことであります。
Rタイプという事でバックがラウンドしています。これは低音を増幅させるためです。
そしてL:ラチィス(格子)タイプのブレージングを採用しています。
要するにバックのブレージングもXなのです。
おそらくこれがこのギターを生かしている一番の理由と思います。
そして、TOPがジャーマンという事で、僕としては歯切れのいい分離時間の早い軽快な
音に感じるのです。
おそらく、このギターは最終的に残るであろう僕のギターの1本になることは間違いないでしょう。
このギターを手放せば、もう二度とこの音にはめぐり合えない気がしますので。